インタビューでひも解く コンペ課題曲説明会eラーニング活用法

コンペ課題曲説明会
eラーニング活用法
4月1日より2025年度のピティナ・ピアノコンペティションの申込受付がスタートしました!これから本番までの数か月、課題曲と深く向き合うみなさんに課題曲説明会のeラーニングコンテンツをぜひ学びの一助にしていただきたいと思います。
ライブ配信ではソロ部門1244名、デュオ部門560名が視聴した人気コンテンツ!一流ピアニスト4名の演奏と解説を、鍵盤を上から写すアングル、ペダルにフォーカスしたアングルを含む3画面で、気になるポイントを逃しません。

スキマ時間を上手に使えるのがeラーニングのいいところ。その日のレッスンで取り上げる課題曲をピンポイントで学べます。アナリーゼ やA2級のレッスンポイント、課題曲聴き比べ と合わせて、1つの作品を深く・多角的に掘り下げることができます。
2025コンペアナリーゼをeラーニングで!
2025年度コンペ課題曲解説 A2級のレッスンポイント
ピティナ・ピアノコンペティション課題曲聴き比べ2025

今回、初めてリアルタイム配信を視聴しました。とても音質が良く、ホールの響きや臨場感がしっかり伝わってきましたし、客席のみなさんのリアクションも感じることができ、まるで実際に参加しているような感覚で学べました。
特に興味を持って聞いたのは、第一線のピアニストが作品をどのように解釈し、それをどう言葉にするのかという点でした。それぞれの先生が描く豊かなイメージを、演奏と解説でお伝えいただいてとても素敵でした。特に関本昌平先生の説明は、今回取り組む作品だけでなく、この曲を学んだ先に取り組む次の作品への興味まで湧き立たせるような内容で、とても感動しました。
eラーニングのコンペ課題曲に関する動画は、説明会以外にもたくさんあります。私は生徒が演奏する課題曲については、視聴できるコンテンツはすべて聴き比べて学んでいます。ただし、「お手本にしよう」と思って聴くのではなく、それぞれの講師が作品をどう解釈しているかに注目し、自分の引き出しを増やすために聴いています。たくさんの意見をインプットすることで、生徒一人ひとりの個性に合わせたアプローチを選べるように、また他の教室の子の演奏を聴いたときに「この解釈もアリだな」と思える自分でいたいんです。

私は毎年、地元で開催される課題曲セミナーに参加しています。実地セミナーでは、ピアノの音色や空気感がより伝わりやすく、講師の先生方に直接質問できるのが魅力です。また、セミナー後に他の先生方と話せるのも大変勉強になります。
一方で、eラーニングの良さも実感しています。リアルタイム配信を見逃してしまっても、自分のタイミングで視聴できるので助かりますし、何度も繰り返し確認できるのが強みです。実地のセミナーと同じ内容でも、一度では理解しきれない部分があるので、後からじっくり学べるのはありがたいですね。
今回の配信では、ペダルや手の動きがしっかり見えたのがとても良かったです。実地のセミナーでは座る位置によって見えづらいこともありますが、配信なら細かい動きまでしっかり確認できます。先生方の演奏による音色の違いもはっきりと伝わってきて、タッチやペダルの使い方まで具体的に解説してくださっていたので、とても勉強になりました。
実地、リアルタイム配信、eラーニング、それぞれに良さがあり、手厚く開催していただいて本当に感謝しています。遠方のセミナーにはなかなか足を運びづらいこともあるので、こうして学べる機会があるのはとてもありがたいです。これからも、それぞれを活用しながら学び続けていきたいと思います。

「子どもたちが異なる国や時代を旅するための“案内人”でありたい」黒田亜樹先生の言葉に大きな感銘を受けました。音楽を通して子どもたちが多様な文化や歴史に触れる意義、指導者はその道筋を示す役割であることに背筋が伸びる思いでした。黒田先生の解説を聴き、ローリーの「ミスター・パンチ」は具体的なイメージを浮かべやすい曲だと感じました。ぜひ生徒たちに取り組んでもらいたいですね。
「コンクールは競争の場ではなく、豊かな人間になるためのステップ」というメッセージにも深く共感しました。普段の指導でも、生徒が自らの音楽と向き合い、イメージを持って演奏できるよう、対話しながら指導を進めています。「なぜそう弾きたいのか」を共に考えるー自分が大事にしていることを肯定された気がしました。
リアルタイムで受講する際は、聞きながらメモを取るだけで手一杯になることもあります。そんなときにアーカイブ配信やeラーニングがあると非常に心強く、内容を落ち着いて見直すことができます。さらに、eラーニングでは講師名や楽曲名での検索が可能で、必要な情報にすばやくアクセスできるのも魅力のひとつです。数回分のセミナー受講料で1年間見放題とコストパフォーマンスが高く、今後も継続して活用していきたい、信頼のおける学びのツールだと感じます。

地方に住んでいる私にとって、eラーニングは本当にありがたい存在です。課題曲が発表されたらすぐに楽譜を集め、全曲を1冊のスクラップブックにまとめます。複数の版がある作品は自分が使う版以外の楽譜も挟み込みます。そして、講座のメモはフリクションペンを使って色を分けて書き込みます。例えば、課題曲説明会でA先生が話したことは赤、地元のセミナーでB先生が言ったことは青、そして自分自身が感じたことは緑で書く…といった具合です。
審査員を務める立場としても、説明会をeラーニングで視聴できるのは有意義だと思います。たとえ知っている曲であっても、版の違いなどの知識をアップデートできますし、曲に対する先入観を改めることができます。何より、コンクールに生徒を出す先生方が熱心に見ているコンテンツですから、説明会で何が話されているかを知っておくことは大切だと思っています。
ライブ配信では全体を大まかに聴くようにしています。知っている曲も多いですが、初めての曲に出会う場でもあり、生徒たちにどの曲が合うかを考えながら聴いています。その後、練習が進んだ段階ではペダリングなど「曲のこの部分を学ぼう」と注目する箇所を決めて見直すことが多いですね。
ご利用料金 | 月額:1,190円(メンバーシップ・プレミアム会員料金) |
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