2025年3月17日(月)、熊本陸平先生によるA2級～C級の近現代課題曲セミナーが、沖縄県浦添市のベッテルハイムホールで開催されました。

当日は最高気温15,6度で、沖縄県民にとってはとても寒く感じる日でしたが、多くの熱心な先生方が参加してくださいました。

最初に、音の並びやスタッカートについて、非和声の表現方法、教会施法の簡単な覚え方についての説明がありました。

また、音楽表現に直結する音楽理論を、作曲家の立場と演奏者の立場からわかりやすく説明してくださいました。

これまで理論が必要だと分かっていても、主に演奏に目を向けていましたが、改めて和声を理解する大切さに気づかせてくださいました。

1つ1つの音符を点として見るのではなく、フレーズごとの和声の変化を考えることの大切さを学びました。

和声を理解することで緊張と緩和や明暗差を感じることができ、感覚に頼りがちな演奏が和声の裏づけにより確を持った演奏につながっていくと思いました。

講座の中で「和声は難しくない」という先生の言葉が心に残りました。

今後は、練習とともに楽譜を深く読みとってアナリーゼを行い、より説得力のある演奏を目指して努力したいと思います。ありがとうございました。

Rep：ピティナ沖縄支部 宮城佳代子