2024年5月30日（木）に熊谷文化創造館「さくらめいと」練習室１にて永瀬　礼佳先生をお招きし、『～ピティナ深谷ゆりステーション10周年特別企画〜永瀬礼佳セミナー「できる！」の自信が「たのしい！」を育てるあやか先生のがくてんワーク』を開催いたしました。

冒頭で永瀬先生より、導入期から楽典を取り入れることで、作曲家が意図することを楽譜から読み解く力、自分で考えた音楽を奏でる力を養いたいという思いで出版されたというお話を伺いました。

「はじめての楽典ワーク上巻」では、五線の線と間に音符を書く運筆練習にもつながる取り組みに始まり、数と数字の一致、数の概念を定着させる幼児期に重要な取り組みから、和音の転回形まで、幅広く学ぶことができます。

年齢の小さな子供に楽典を理解させることは容易ではないと感じていましたが、永瀬先生のセミナーを通して、難しい言葉、子供には実感がわかないキーワードも、身近な言葉に置き換えて理解を促すことの大切さを改めて実感しました。

先生のご著書には常に小さい子供の目線に立った、噛み砕かれた優しい説明があり、このような支援があれば確かに、先生の仰る「年齢で線をひかない指導」が可能だと感じました。

自分で楽譜を読んで、考えて弾くことができる生徒の育成のために、セミナーで学んだアイデアをレッスンに活かしたいと強く感じた有意義な時間となりました。

永瀬先生ありがとうございました。

報告者： 揖斐恵美