ピティナ・ピアノセミナー

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藤田 めぐみ先生/藤田 ほのか先生セミナー(浦安・2023/04/29~開催)

第6回フジタ・マスタークラス
講師:藤田 めぐみ、藤田 ほのか

2023年4月29日(土)、30日(日)、5月3日(水・祝)にJ:COM浦安音楽ホール コンサートホール スタジオBにて藤田 めぐみ先生(ピアノ)、藤田 ほのか先生(チェロ)をお招きし、「第6回フジタ・マスタークラス」を開催いたしました。

コロナ禍による2020年、2021年のスキップを経て昨年再開した第5回に続いての開催でした。今回は第5回を受講された皆さま全員が再度受講を希望されました。

日程・会場

4月29日(土・祝)、30日(日)、5月3日(水・祝) 公開レッスンによるマスタークラス (浦安音楽ホール スタジオ B)
5月5日(金・祝) コンサート (カワイ表参道 コンサートサロン 「パウゼ」)

日程・会場

ピアノ、チェロ、ヴァイオリン

内容

前回同様 フジタ・ピアノトリオのメンバーである 藤田めぐみ と 藤田ほのか による公開レッスンの後、受講のかたがた並びに藤田めぐみ、藤田ほのかによるコンサートを実施。受講による変化を受講後もレビュー頂けるように初日のレッスンでの演奏とコンサートの演奏をDVDに録画し、受講の皆さまに提供予定。受講対象楽器の演奏について、ソロでの受講コース、既存グループ(ピアノトリオ)での受講コース、フジタ・ピアノトリオのメンバー(今回、藤田めぐみ)との共演での受講コースの3コースでマスタークラスを実施しました。受講6名、各日6コマ (各受講クラス 75分/コマ x 3日)
受講曲 : チャイコフスキー ピアノトリオ、バッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」、ベートーヴェン「悲愴」、ブルッフ「コル ニドライ」

前回に続いて 音楽の「呼吸」と「鼓動」とその演奏法についてレッスンを実施。一部を披露すると

ピアノ演奏での呼吸(スラー、フレーズ) 
息を吸う : 上に抜く  
息を吐く : 下に押す 
抜く→押す で感じが変わる。
横の棒線をひとつの呼吸として演奏。
最初の音は力を抜いて上向きの音。
音の質、音の方向がすごく大事。
アクセント、スフォルツァンド、スタカートの弾きかた 等々。
ヴァイオリンとチェロの演奏にも通じる。

これらのことは ひとつひとつはほんのちょっとしたことだが、楽譜の非常に多くの箇所で意識されるべきことであり、受講曲の演奏を通じて講師より的確に指摘、指導を受けることにより、受講のかたがたの演奏は日を追うにつれて音楽性豊かな演奏となり、その成果としてコンサートでは見事な演奏が披露された。ご参考までに昨年のコンサート(第5回フジタ・マスタークラスFestival)の様子は「音楽現代」に掲載されましたので次のリンクよりご参照ください。

音楽現代 記事へ

受講されたかかたがたのご感想

  • メロディー、音の方向を意識してなどの練習で練習が楽しくなってきた。メロディーが聴こえてきて(練習が)苦しくならなくなった。鼓動の上下上下で楽に弾けばメロディーも聞こえる。楽しい。
  • 先生方のレッスンで教えて頂いた事を体の中に染み込ませようとしましたが、そうなるにはやはり練習量が全く足りないと痛感することになりました。でもこれからも出来るだけ日々の練習の中で、気付きの多い質の高い練習を目指したいと思います。
  • 先生にいろいろアドバイスしていただくうちに、引き込まれて、あっという間に時間が過ぎていました。前回にも増して充実した4日間でした。ピアノを弾く事が益々楽しくなりました。先生の熱心なご指導に感謝いたします。

現在、「音楽現代」誌で「藤田めぐみの演奏法」をバッハ インヴェンション 15曲について連載中。 秋にはショパン24のエチュードの全曲演奏会とマスタークラスを東京で開催予定です。

Rep: フジタ・マスタークラス実行委員会 吉田 隆

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