ピティナ・ピアノセミナー

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本多 昌子先生セミナー(横浜・2022/10/20開催)

2022横浜バスティン研究会シリーズセミナー(全4回) 第4回 室内楽でピアノを「聴く耳」を育てよう
講師:本多 昌子

2022年10月20日(木)にカワイ横浜「プラージュ」にて本多 昌子先生をお招きし、「2022横浜バスティン研究会シリーズセミナー(全4回) 第4回 室内楽でピアノを「聴く耳」を育てよう」を開催いたしました。

ご友人のヴァイオリニスト山中直子先生にもお越しいただき、実際に演奏を交えてのお話をうかがいました。

ピアノは一人で演奏することの多い楽器だけど、それだけにアンサンブル(室内楽)の経験は貴重であり、また楽しみ、喜びでもある。

喜びを感じるために…
それぞれの楽器の特性を知ることが大切。
例えば、ヴァイオリンなら、ヴァイオリンならではの1音1音の表現方法や、フレーズのまとめ方、アーティキュレーション。ボーイングでは、どのようなメロディを奏でるのか。

その楽器の特性を知った上で、相手がどう演奏しているのか?よく聴くことが、ピアノを演奏する上で、大きなヒントとなる。
音や音楽を聴く耳はとても重要であり、そこからさまざまなピアノの表現方法を学び、工夫することにつながる。

アンサンブルの中におけるピアノの役割を知ることも大切。
二重奏、掛け合い、対旋律…などで、他者とのコラボレーションをするためには、楽譜を読み込むことも大切である。

こうして、音楽によって他者と繋がりを持つことで、社会性を高め協調性が培われていく。
音楽とは調和である。

アンサンブルをすることでインスピレーションを膨らませ、より豊かな音楽表現につながっていくことを、
ベートーヴェン ソナタOp.24
モーツァルト ソナタKV570
で実践いただきながらお話しいただきました

最後に、シューベルトOp.137-2を演奏いただき、とても贅沢な時間となりました。

本多先生、山中先生、ありがとうございました。(レポート:綿貫 紀美江)


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