2022年9月15日（木）にカワイ横浜「プラージュ」にて日比谷　友妃子先生をお招きし、「２０２２横浜バスティン研究会シリーズセミナー 全4回　飯田有抄氏、泉 ゆりの先生、日比谷友妃子先生、本多昌子先生による指導法セミナー　第３回　チェルニー１００番で磨くテクニックと表現力」を開催いたしました。

日比谷先生のお話しを、先生の演奏を聴かせて頂きながら伺いました。

まず『最初からきれいな音で丁寧に』という言葉がとても印象的でした。
この曲集は、構成面でも基礎的な近親調への転調が多いので、古典派のソナチネや易しいソナタを弾くための良い準備が出来ること、そして無理なくツェルニー30番，40番へ入って音楽的な演奏が出来るようになるそうです。

使用した楽譜は日比谷先生が校訂されたもので、加筆はグレー色の表記で書かれていて、とても役立つと思いました。

速度記号のイメージ，フレージングスラーとボーイングスラー等、アーティキュレーションを正確に読み取る力を養うための知識がとても重要であることを、再認識させられました。

そしてテンポに関しては、生徒それぞれ違うので、仕上げの時に各自に合った(ピントが合った)テンポで弾かせるという大切なポイントを教えて頂きました。

今回は100番の半分くらいまでしか演奏とお話しを伺えませんでしたので、来年度に後半を伺うセミナーを開いて頂くのを楽しみに、生徒さん達と共に私も勉強していこうと思いました。

Rep：横浜バスティン研究会　 柳　由紀子