泉 ゆりの先生セミナー(横浜・2022/06/16開催)
2022横浜バスティン研究会シリーズセミナー 第2回 2022年度コンペティション課題曲の指導者向けワンポイントアドバイスレッスン
【指導者が美しいと思う演奏が生徒の指導にも影響します。指導者自身がまず課題曲を演奏し、その演奏に泉ゆりの先生がアドバイス!音数が少ない曲ほど、高い表現力が必要になる】
このコンセプトで6月16日(木)カワイプラージュにて泉ゆりの先生による指導者参加型のコンペ課題曲公開レッスンが開催されました。
B級、C級、D級より次の課題曲をレッスンして頂きました。
〇ヘンデル―ガヴォット
〇平吉毅州―4月のセレナーデ
〇シューベルト―ワルツop.18-6
〇グリーグ―叙情小品集より「小鳥」
〇シューマン森の情景より「森の入口」
〇チャイコフスキー―四季より「4月 松雪草」
全体的なポイントとして、お話頂いた、ピアニストならではの高い表現力の為の、奥深いアドバイスをいくつか取り上げさせて頂きます。
・自分の声でワンフレーズが歌えるテンポが理想。
・両手の絡み合うおしゃれな短音階の美しさ。
・左手に要求される緊張感、和音の変化。
・奥行きのある距離感で多方面から声が聴こえてくるような弾き方のコツ。
・呼吸の変化や他楽器をイメージしての音域や響かせ方。
・作曲者独特の歌い方、ペダリング,和声感、両手の会話の変化等。
・同じメロディーを繰り返すときの表現方法、タッチによって音を開放する。
ピアニストの観点からそれぞれの曲の作曲者から読み取ることの大切さを私達 聴講者にもわかりやすくレッスンして頂けました。
ゆりの先生ありがとうございました。
Rep: 横浜バスティン研究会 須山直子