ピアノ曲事典×eラーニング ~作曲家、曲目、ピアニストの総合コンテンツ~
ここ数年でオンラインでの学びがすっかり定着しました。
eラーニングのコンテンツが充実し、コロナ禍でピアノ曲事典や動画の閲覧者数が大きく伸びています。オンラインでの学びに関わる新たな取り組みをご紹介します。
ピティナ・ピアノ曲事典の情報ページにeラーニング動画へのリンクを掲載しました。5月12日現在、786点のセミナー&レクチャー動画を、楽曲ページやセミナー講師ページから辿って閲覧することができます。
約300年前に作曲されたバッハの曲も、日々新たな解釈が生まれています。演奏や指導のための様々なアプローチが試みられることで、クラシックの音楽も日々「生まれ変わり続けている」と言えます。ピアノ曲事典の使命として引き続き情報の充実を図ります(ピアノ曲事典編集部)
音楽は情念の抽象化にとどまるものではなく、顕在意識にのぼらない内的な心理の微妙な重なり合いを伝達する手段ともなりうるし、ある瞬間には言語をはるかに超える論理性を発揮したりもします。
演じきるためには、これまで人々が音楽の瞬間にどのような想いを重ね合わせてきたのかを、もっとも単純な要素から凝視していく習慣をつけねばなりません。読書量と同じで、その瞬間と向き合うためには、さまざまな時代のさまざまな作品を横断的に、ひたすらインプットすることが大切ですが、手引きとなる情報を鍵として手にすることは欠かせません。
eラーニング・ピアノ曲事典を通じて、全ての瞬間に歴史の文脈を読み解く喜びを手にしましょう!
ヨーロッパに長くいた者の役割りとして、その作品の持つ空気感や雰囲気を、出来るだけ視聴者の方々の想像力(イマジネーション)が膨らむようにお伝えしたいと思っています。 たとえばショパンのバラード4番については、ピアノ曲事典に「…1846年まで、ショパンの生活と活動は、ノアンとパリのサロンを軸に行われることになり…」と一文で書かれています。その作品が作られた背景、現地の写真・空気感や体験談なども交えながら、その作品がより身近に感じられ、共感し、作品の中にいつも新しい発見と感動があるような「音楽の喜び」を皆さまと共有したいと願っております。
ピアノの演奏について学習するとき、次のようなことを考えるのが理想の姿です。
- 楽器について知る
- 体について知る
- 作品について知る
- 作曲家について知る
ピアノのレッスンでは、体の使い方について多くのことを学んでいきますが、それ以外のことも知っていないといい演奏はできません。楽器の仕組みにはどのような特徴があるのだろう。自分の体はどのような作りになっているのだろう。勉強している作品は誰がどのような意図で書いたのだろう。そういったことを総合的に学ぶために、eラーニングやピアノ曲事典を大いに活用してください。
チェルニー30番って難しい? -楽しく練習曲を指導するための大事なコツ!-
講師:根津栄子先生
このコンテンツは、根津栄子先生が監修なさった「チェルニー30の小さな物語」(東音企画)を使用し、この楽譜を作った経緯や基礎練習の仕方、そして一曲ずつの生徒への指導の仕方や声掛けのポイント等を詳しく説明いただいています。
ピアノの練習と言えば、「つまらない」「苦痛だ」というイメージを持つ保護者や生徒も多いかと思いますが、そう感じさせないように工夫し、指導なさっている根津先生。その指導法は、多くの指導者へのレッスンのヒントになるのではないかと思います。
ワークブックで学ぶ!バッハインヴェンション活用講座
講師:石井なをみ先生
石井なをみ先生の「オンラインセミナーワークブックで学ぶ!バッハインヴェンション活用講座」を全4回シリーズで受けさせていただきました。
シリーズで全曲を学ぶことにより、インヴェンションに共通する解釈=テーマやゼクエンツ、カデンツの奏法、調性感、バロック音楽における拍感と強弱の関係、それらを効果的に表現する為のタッチが良く学べました。
生徒にインヴェンションの宿題を出す時には、必ず事前にe-ラーニングの石井先生にお会いして(笑)、ポイントを復習してから指導に当たるようにしています。 何度もそれを繰り返していると、一度では理解しきれなかったことが現実感を帯びて納得できる=「お腹に落ちる」ことが沢山あります。それほど石井先生のお話は深いということです。
ロマン派への道しるべ~ブルグミュラー18の練習曲の魅力~
講師:佐藤卓史先生
ロマン派の入り口としての「ブルグミュラー25の練習曲」、低学年の生徒から人気があり、教材力のある曲集ですが、それを卒業した子や忙しい中学生が「18の練習曲」に楽しく取り組んでいます。ブルグミュラーコンクールの課題曲にもなっています。佐藤先生のeラーニングでは、一曲一曲を緻密にそして重要なところやテクニックの指導法を明確に話され、演奏と共に大変参考になり、コンクール前などは繰り返し試聴しています。
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- 勉強会で閲覧する予定のコンテンツの事前申請をお願いいたします。申請なしに複数人で動画を見ることはご遠慮ください
- 当日の動画放映は基本的に1回のみ、動画映像そのものの録画・複製等はご遠慮ください。復習などについては勉強会に参加した方がご自身でご加入いただき、ご覧ください
仙台まほろばステーションでは、数年前から色々なテーマで勉強会を開催しておりました。また地域の作曲家の先生を講師に迎え、ステーションの仲間同士でアナリーゼの勉強会もしていました。
指導者ライセンスの筆記試験を開催するにあたり、筆記試験に参加する方々も交えての「対策勉強会」を開催するようになったのも、自然な流れでした。
中心となるメンバー数人で「筆記試験対策コンテンツ」をテレビの大画面で映しながら、学びの共有、知識の確認をしています。勉強会の基礎となる問題出題講師による楽曲解説をeラーニングで見て、それをもとに模擬問題やクイズを作ったりと、お蔭で単なる試験対策にとどまらない広範囲の勉強ができているように思います。
家事の合間や自分の好きな場所で講座が見られる、というのがメリットでもありますが、我々は「対策勉強会」の準備のために、仲間と有意義に活用させていただいております。
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