2021アレンジワークショップ 当日のレポート
2021年11月21日(日)開催
2014年から毎年秋に開催している「アレンジワークショップ」も、第8回を迎えました。今回も新型コロナウイルス感染防止対策を取りながら、Zoom一日セミナーとなり、全国からたくさんの方にご参加いただきました。講師に丹内真弓先生、轟千尋先生をお迎えして、プロ秘伝のアレンジ技を大公開!玉手箱から何が飛び出すかドキドキ!ワクワク!!超盛りだくさんの内容となりました。
- ご要望にお応えして、今回の内容の一部はeラーニングでもご覧いただけます!
日頃なかなか見ることができない、アレンジャーのデスク周りを大公開!ということで、丹内先生、轟先生こだわりのグッズ(テーブル、ボード、5線紙、愛用ペンetc)をご紹介いただきました。アレンジに取り掛かる前の準備、どういう手順で書いていくのかなど、写真を見ながらの解説に皆さん興味津々。思わず頷いた方も多かったことでしょう。
丹内先生による第1部は、①現場で生徒さんと育てるかんたんアレンジ②和ものアレンジ(アレンジ添削含む)➂チャイム&和もの(童謡、わらべ歌など)について、視覚的にもわかりやすく項目別にお話くださいました。アレンジする際のポイントを実演を交えながらお話される間にも、次々とアイデアが溢れて止まらないご様子。受講者のアレンジ作品も、丹内先生の手にかかるとそれは素敵なメドレー作品に!その素晴らしい演奏にも拍手喝采!(画面越しに・・)となりました。この1時間を通して、正にアレンジが生まれる瞬間に立ち会えた喜びと深い感動を、参加者一同味わうことができました。
続いて第2部は、轟千尋先生に、実践的なアレンジ技を①「ちびっこデビュー」発表会②「先生ってすごい!」映えるアレンジ➂「音楽愛はプロよりい深い!大人のためのアレンジの3つのシーンに分けてご紹介いただきました(アレンジ添削含む)。Zoomの機能を活用して、視覚的にもわかりやすくお話いただきましたが、作曲家ならではの緻密な制作過程や舞台裏なども惜しみなく披露してくださり、さすがのプロの技に一同感じ入った第2部となりました。
昼休みを挟んでの第3部は、「人に伝わる楽譜」にするためには、何をどう書けばよいのかいついて、先生方の対談形式で楽しく進められました。前半はよくある"ダメダメ事例"を丹内先生お手製のかわいいパネルを見ながら、後半は浄書する際の手順を轟先生が実際に画面を写しながら解説。手書きと浄書のメリットとデメリットについて、いろんな角度から考察していただきました。
ラストは、ワークショップらしい、Zoomによるグループディスカッション!まずはウォーミングアップとして、丹内先生からのお土産カード「開演ベル音のもと」を使って、楽しい創作タイム。丹内先生の「間違いなんてないんですよ」という言葉に勇気をもらい、グループ毎の発表ではいろんなアイデアが飛び交いました。続いて「うさぎチーム」「夕焼けチーム」に分かれて、それぞれのお題でのアレンジディスカッション。先生方はそれぞれのグループに順次顔出ししながら、アドバイスも。これもまた、楽しいアイデア溢れるグループ発表となりました。
そして、いよいよ皆さまお待ちかねのミニコンサート!この日のために丹内先生が2台ピアノのためにアレンジされた、"クリスマス特別2曲練り込みバージョン"。《いとまき》+《よろこびの歌》&《主よ人の望みの喜びよ》」+《聖夜》を、お二人の即興演奏も交えて披露してくださいました。きょうのワークショップの集大成ともいえる、その素晴らしいアレンジと演奏に、会場(画面上も)は大きな感動に包まれました、
以上、あっという間の一日となりましたが、当日の内容はeラーニングでもご覧いただけます!当日ご都合の合わなかった方もぜひご視聴ください。
今回もオンライン一日セミナーとなりましたが、皆さま方のご協力の元、充実したアレンジワークショップを無事開催することができました。心より感謝申し上げます。丹内先生、轟先生、ご準備から本番当日まで、本当にありがとうございました!
尚、次回のアレンジワークショップは、2022年11月13日(日)に開催予定です(講師:佐久間あすか先生、丹内真弓先生)。ぜひ次回のご参加もお待ちしております!
Rep:佐土原知子(TOKYOポピュラーステーション代表)
- 丹内先生の"和もの"の曲に対しての伴奏、イントロ、エンディング、間奏など何にでも使えるカード、ありがたくいただきました。轟先生の"いちいち感動する"のお言葉は、音楽を書いたり伝えたりしたいと思っている者にとってとても大事なことだと府に落ちました。
- すぐに使えるアレンジ方法やわかりやすいアレンジ、とても勉強になりました。またZOOMでやってくださると、移動など無駄な時間が省けてとても良いです。
- アレンジについてずっと忘れずに留めておきたいポイントをたくさん教えていただきました。一方グループワークでは、アレンジは十人十色になるのだなと実感しました。「間違えなんてない」丹内先生のお言葉が思い出されます。生徒にはそのように伝えていきたいなと思います!
- 真弓先生と千尋先生のアンサンブルに鳥肌が立ちました。 オンラインでも伝わる感動って、一体なんなんだろう。。。と思いました。
- 今回Zoomでの開催ということで、地理的な制約もなく参加できました。今回も再び編曲オーディションに参加したいと考えており、参考になりました。編曲についてのお話はこういう機会でないとなかなか聞けないので、有意義なセミナーだと感じました。