ピティナ・ピアノセミナー

友だち追加

石黒 加須美先生セミナー(横浜オンライン・2020/10/01開催)

ブルグミュラー25の練習曲と鍵盤つき音楽ノートの活用法&実践 第2回(全5回)
講師:石黒 加須美

2020年10月1日(木)にカワイ横浜「プラージュ」にて石黒 加須美先生をお招きし、「ブルグミュラー25の練習曲と鍵盤つき音楽ノートの活用法&実践 第2回(全5回)」を開催いたしました。

2020年10月1日(木)オンラインにて
「石黒加須美先生による導入期指導法セミナー 第2弾「鍵盤付きおんがくノートの活用法」を開催いたしました。

第1弾のテキストに沿った指導法、今期第1回は併用曲集の宝石のような色とりどりの和音に感動、そして第2回は、まいぴあの1巻~3巻に沿っていよいよノート活用の特色が発揮された内容でした。

○絶対的譜読みと相対的譜読みの両方の重要さ。

○鍵盤譜つきおんがくノートで前もって出てくる音を先生が書き、読譜をレッスンする。

○音符の種類全音符、4分音符など全ての音符を感覚認知から吸収できる言葉オノマトペで先に全ての音符を教えてしまう。
(例)全音符を1・2・3・4と数えて覚えるのではなく空間認知、感覚認知を大事にしたいこの時期に吸収できるオノマトペの言葉によって身につけてほしい。
 使用曲―テキスト①14ページ「おえかきしましょう」

○ド・ソを教える
ドから数えるのではなくここはソとすぐ分かるように。
おんがくノートでド・ソのメロディの曲を先生が書き、常に鍵盤図と照らし合わせ見てすぐわかるようにする。
まいぴあの音楽カードも併用する。同じカードを探すなど、音符の絵としての認識をさせる。

○4拍子・3拍子・2拍子など色々なリズムパターンを体験させる(テキスト①P.42~)

○二つの同じ8分音符
同じ8分音符と教えることが大事。表拍・ウラ拍を身につける為にも「タタ」ではなくオノマトペで「ポ・ツ」と読ませる
手をたたきながら歩く。

○休符(まいぴあの2巻P.10~)それぞれの休符感覚を教える。(3巻)8分休符の場所によってcresc.かdim.の表現を身に付ける。

○線の音、間の音
おなじ・あがるを認識させる。

○まいぴあの③では長調・短調の音階に入り必ず先生が書いて練習させる。
♯・♭の調性を身に付ける為にも家での練習をすることを課題とする。


★出来ないことを生徒のせいにしない!
生徒がむずかしい!と言ったら自分の提示が足りなかったと考える。

★理解できていなかった時点でていねいに復習していく。
どこでつまづいたか、元に戻りひとつずつ階段を上るような教え方ができるように
「まいぴあの」は小さい階段を上がるように繰り返しのスパイラルの要素が入っている。
その為復習しながら少しずつレベルが上がって行く。

◆「子供たちに芸術を身に付けてほしい、たとえグーでもクラシックの音が出せるグーであって欲しい。」
という石黒先生のお気持ちが画面からでもよく伝わってきたあっという間の時間でした。

◆石黒先生、聖菜先生、美有先生ありがとうございました。
内容がとても豊富で、それぞれどのように自分のレッスンで実践していくか、が課題です。

Rep: 横浜バスティン研究会 須山直子

【広告】