ピティナ・ピアノセミナー

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赤松林太郎先生セミナー(川口・2020/01/22開催)

赤松林太郎徹底講座シリーズ クラシック編 ベートーヴェン ソナタ vol.6
講師:赤松 林太郎

2020年1月22日(水)にカワイ川口ショップ・コンサートサロンにて赤松 林太郎先生をお招きし、「赤松林太郎徹底講座シリーズ クラシック編 ベートーヴェン ソナタ vol.6」を開催いたしました。

大好評の当講座ですが、今回は誰もがご存じのピアノソナタ第8番「悲愴」がテーマでしたので、受講者皆様の熱気が一層強く感じられました。

前回に続き、赤松先生は時代背景やベートーヴェンの当時の生活、関係人物などと深く紐づけながらユーモア溢れるトークと、素晴らしい演奏で解説くださり、今回もこの場でしか知ることのできないマル秘情報を盛沢山お話しくださいました。

例えば、ある部分では読譜をしていくとホルンが鳴っているとわかる場面があり、何故なのかを時代背景とあわせて作曲者の意図を汲み取り、更に場面に相応しいホルンの音色を出すためには特別な体の使い方で演奏する必要があるとのことで、全てが繋がっているその深さに驚嘆いたしました。

このように読譜を徹底して場面ごとの音色に適した演奏法を分析し、且つ高い技術によってやっと1シーンを作り上げるという緻密な過程に大変感銘を受けたと同時に、指導者が作曲者からのメッセージを理解しているかによって指導の際に差が生じ、曲の完成度に影響する為、受講者の先生方からは真剣な面持ちが伺え、熱意がひしひしと伝わってきました。

正味2時間という短い時間の中で、赤松先生の豊富な知識とご経験、素晴らしい疾風怒濤の演奏で、ベートーヴェンが本当に伝えたいメッセージを的確にご教授くださり、大変貴重なお時間となりました。

赤松先生、ご多忙の中ありがとうございました。

次回は2020年5月19日(火)河合楽器川口ショップにて、【ピアノソナタ第9番 Op.14-1 ホ長調】の講座開催予定となっております。

当時の時代背景やベートーヴェンに関係する人物と結び付けながら読譜の重要性を説き、指導法と曲への理解度を最大限に深めることができる、聴講必須の大人気講座ですので皆様のご参加、心よりお待ちしております。


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