2020年1月17日（金）に銀座山野楽器　仙台店　８F　イベントスペースにて石黒　加須美先生をお招きし、「幼児期から伸びる感性と知能を育てる　最新ピアノ指導法」を開催いたしました。

今回のセミナーは幼児のレッスンに必要な、発達に合わせた指導、さまざまな要素をバランスよく体験させること、そして体験する順番の3点と、子どもたちが自立して音楽を楽しめるようなレッスン方法をレクチャーしていただきました。

昨年のセミナーと同様に指導者の伴奏パートをCDで再生し、石黒先生が歌いながら生徒のパートを弾く形で進めていき、生徒ではなく指導者目線のまま完成された形を見聞きできたので、指導風景がイメージしやすかったと思います。石黒先生のお話は具体例が多く、受講生は頷くなど共感しながら学ばれる方が多かったように感じました。

特に印象的だったのは、読譜の教え方です。「ド」の音から始めてしまうと、下から順に音符を数えないと弾けない子がでてきてしまうため、「ソ」の音から教えていくのが大切だと学びました。その際に同シリーズのおんぷカードを駆使し、絵として五線の場所と音名を覚えさせる。同じ音で、カードを並び替えてリズムを覚えさせる。テキストを使用し、鍵盤を鳴らしたり、歌わせてみる。この流れが幼児期の子どもには大切であり、「まいぴあの」をシリーズで使用すれば、それを習得できることに感銘を受けました。指導の際、お子さまにはどんな言い方をしたら意欲的に取り組めるのかなど細かな点まで教えていただき、とても勉強になりました。

今回は「まいぴあの」シリーズの中から1～3巻に重点を置いた内容のため、「続刊の使い方も聞きたい」や「また参加したい」など次回を期待する声を多数いただきました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
テキストの使い方はもちろん、生徒の苦手なところを補えるトレーニングを学んだことで、自信を持って幼児向けの指導を取り組めるような内容のセミナーだったと思います。
石黒先生、約2時間のセミナー本当にありがとうございました。