ピティナ・ピアノセミナー

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大城依子先生セミナー(横浜・2020/01/16開催)

レッスンにすぐに取り入れられるリトミック ~リズム、ソルフェージュ、即興~
講師:大城 依子

2020年1月16日(木)にカワイ横浜「プラージュ」にて大城 依子先生をお招きし、「レッスンにすぐに取り入れられるリトミック ~リズム、ソルフェージュ、即興~」を開催いたしました。

私たちの研究会では毎秋ピアノを習っている生徒さんを対象にワークショップを開催しています。指導者も聴講する形式です。これはグループレッスンで行われているので、指導者が普段の個人レッスンで、また広くないお教室でこのリトミックをどう取り入れたら、より良いレッスンが展開できるかとお話が出ていました。
そこで、今月の研究会はカワイ横浜「プラージュ」にて大城依子先生にお越し頂き、「レッスンにすぐ取り入れられるリトミック~リズム、ソルフェージュ、即興~」をお話しいただきました。

ビートを保つための課題として、手を叩く、足踏みをするするときに、指導者が「手」、「足」などの声掛けを初心者にはダイレクトで分かりやすく合図を出す。この時の即興演奏はフレーズ、推進力を生む音楽で、次の段階では置き換えを行う。手→8分音符、足→16分音部。この時の即興演奏では4分音符をベースにすると反応しやすいなど受講者が生徒役になり実践しながら様々な課題を行いました。「小品」の曲では、5拍子の体験をジャンケンで行いました。5歳児ではジャンケンポン、勝った(負けた、あいこ)。次に2,3歳児には難しいので、掛け声を「先生と同じ、同じ、」にするとこの年齢期の特性の模倣、真似っこを生かして行える。同じ課題でも4歳児、小学生、シニアなど年齢別に発達段階を考え取り組むことの大切さを学びました。ソルフェージュでは、3音列、全音、半音の歌、バッハのブーレの課題に取り組み、歌うだけでなく響きを聴くための実践をしました。

今日のリズム、ソルフェージュ、即興の3本立てでは同じ課題でも指導者の目的、取り組み方、年齢別によって、様々な方法があることをお話しいただきました。
セミナー終了後の質疑応答では狭いレッスン室での取り組み方、アナクルーシスについての詳しい説明などがあり、充実した2時間でした。

Rep: 石渡 真理子

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