黒田亜樹先生セミナー(今治 2019/04/26)
2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー
2019年4月26日(金)に朝倉ふるさと美術古墳館にて黒田 亜樹先生をお招きし、「2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」を開催いたしました。
2019年4月26日(金)今治市朝倉ふるさと古墳美術館に黒田亜樹先生をお招きして、課題曲説明会を開催しました。
「子どもがちゃんと弾けるために日頃の練習で必要なことは何か」を、楽しいトークとエネルギッシュであり繊細な演奏でご指導下さいました。
時代ごとに知っておくべき知識に加えて、ピアノを弾く為にどのような練習が必要か、効果的な練習方法をたくさん教えていただき、とても興味深い内容でした。
- 子どもは手を開いたままが苦手、グーパーグーパーと俊敏に動かす練習
- 片方はピアノを弾かず手を開いた状態を保ちながらも、もう片方の手はピアノを弾く練習
- 左右クロスして弾く練習
- ハノンを弾く時、右手はスタッカート、左手はレガートで弾く練習(またその逆もしたり、スタッカートとレガートの役割を1小節ごとに変える方法など)
- 難しいモチーフは1音ずつ増やす練習
- 他苦手なモチーフを練習する時の注意点として、何度も繰り返しさせないこと、高さを変えてみる、指番号が言えるようになってから弾いてみる、声に出して歌ってから弾いてみるなどの練習
生徒だけでなく、自分も実行してみたい練習をたくさん教えていただきました。
左右の運動の違いに対応したり、跳躍したり、ペダルを踏むにも体幹を鍛えることは必要とのこと、子ども達の表現力を高めるには、体づくりも必要だと感じました。
音量が変わる時は時間が必要(2段鍵盤をイメージ)、タイや休符は短くならないこと、モーツァルトは空間・空気・広がりがある、ベートーヴェンは疾風怒濤、3連符と付点の違いについて、イネガル奏法について、ペダルを繊細に扱い響きを足す方法、自由な演奏の中にもテンポを意識することも実際の演奏を聴かせていただき、よく理解できました。
知識に加えて、子どもに寄り添った指導、弾けることが喜びとなるような指導ができるよう、黒田亜樹先生に教わった内容をレッスンに活かしていきたいと思います。
Rep:ピティナ今治支部 松木