赤松 林太郎先生セミナー(掛川・2019/03/16)
2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー
2019年3月16日(土)に月見の里 学遊館 うさぎホールにて 赤松 林太郎先生をお招きし、 「2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」を開催いたしました。
『バロックスタイル』の曲から解説してまず舞曲は、バレエを踊り始めるプリエのポーズからドスンとは行かないのと
同じくスーッと弾き始める、
メヌエットについては、はじめの右手と左手の音が単音と和音によってテンポが違う、
曲中の和音のバランスは、音程が3度の時は上声部、6度以上離れている時は下声部を聴かせる、
『クラシックスタイル』では、ペダル使用によって潤いのある音と乾いた音が造られる、
また、オーケストラの編成に当てはめてコントラバスの音の様な深い低音、ホルンの響きの様な中音、
フルートやヴァイオリンの様なキラキラした高音をイメージしてタッチを考える、
『ロマンスタイル』は曲名によって「妖精」の素早く飛び回るスピード感や「雷や嵐」の前の不気味な響きなど何度も練習してよく聞いて弾く。
≪真珠奏法≫の話が何度もありました。手首と肘や脇の使い方と指の脱力でギシギシ、 ゴロゴロしない粒のそろった真珠が並んでいる様な赤松先生のピアノの音が素晴らしかった。
今回で掛川支部での課題曲セミナーは16回目となりました。50名の参加者が
赤松林太郎先生の良く研究され練られた演奏と解説に魅了されました。
ご協力いただいたピティナセミナー部、参加者・スタッフの皆様に感謝申し上げます。
Rep:ピティナ掛川支部 林 彰子