2018年5月27日カワイ横浜「プラージュ」にて、川崎紫明先生をお招きし、先生の新刊「音符ビッツピアノセミナー」が開催されました。

冒頭の「音符ビッツ」で育った子の素晴らしい演奏、その後にその子が導入期に「音符ビッツ」のカードをかわいらしい手で 歌いながらめくっている様子を見て、川崎紫明先生の「ピアノ指導」の秘密は何なのだろう？今日はこの秘密を伺えるんだ！と スタートからワクワクしました。

前半は音符ビッツについて、0歳からの脳の発達について、なぞるビッツの使用法、アリーちゃん鍵盤の使用法、音符ビッツピアノ指導法、 後半は実際にピアノを使って、導入期からの美しい手の形、タッチの指導をレクチャーしていただきました。
0歳からの脳の発達についてのお話での目と手、耳と手の回路が作られること、目と耳と手を同時に使うことて脳の機能がアップすることを 知りました。 紫明先生の実際のレッスンのDVDを交えて「なぞるビッツ」「アリーちゃんけんばん」「音符ビッツピアノ」の指導法を教えていただきました。
丁寧に集中してレッスンすることによって、子供たちの集中力が身に付くのもの。 言葉数を少なく、横から口出しをせず、子供がエラーを起こさないように・・・ 「待つ」「キープ」このことで脳に伝わる・・・など、毎日のレッスンで気を付けることを改めて学びました。

後半は1本指からの指導法でした。テキストを使って実際に美しい手のフォームの作り方、座り方、手首の使い方など詳しく教えていただきました。 各音価での弾き方を、丁寧に指導していく紫明先生のレクチャーはとても勉強になりました。 実際、紫明先生にレクチャーしていただいた先生方の音が変わったことに本当に驚きでした。１本指で丁寧に音の響き、手のフォームを 指導していく大切さを学びました。

また、どのようなレベルの子でもとても大切な事をこの教材を使って学び、指導できると思いました。シンプルなことが集中力、複雑なこと、 深いことを習得するには重要で有ること、子どもたちの可能性の無限の力を引き出せると感じました。

紫明先生のお優しいお声が、とても聴き心地よくリラックスして受講させていただきました。あっという間の２時間でした。 指導法を学ぶことで教材も生きてくると思います。テキストを生かせる指導を目指します。紫明先生、ありがとうございました。

Rep：片山　裕子