２０１８年４月２６日 カワイ横浜「プラージュ」にて、中川京子先生を お招きし、「2018横浜バスティン研究会シリーズセミナー (全3回) 第１回 ロマン派のテクニック指導法」を開催させて頂きました。

２０１８ピティナピアノコンペティションＡ２級-Ｄ級ロマン派課題曲を題材として、美しく演奏するために必要な演奏や 奏法を教えていただきました。

最初に演奏する予備知識として、バロックからロマン派に至る音楽の流れを 産業革命 など歴史的背景などと共に、ホワイトボード一杯に書かれ、ご用意いただいていました！その年表を指さしながら、 ロマン派音楽に至るまでの歴史の流れや変遷を説明していただきました。ロマン派の曲をより理解しやすいようにとのご配慮に、 先生の熱意と優しいお人柄が感じられました。

次にＡ２級から順にロマン派の課題曲を１曲づつ演奏し、気を付けるべき点や、レガート に弾くための腕の動きや手の形などのテクニックを丁寧に教えていただきました。 先生が演奏されると、特に易しい曲など全く別の曲のように美しく聞こえて驚きでした。そ れほど先生の音は美しかったです。 先生は美しい音を出すために、どの指使いで、左右どちらの手で取ったら効果的かをよく 考えて弾く事を提案されていたのが心に残りました。

最後にミニ・コンサートとして、バッハ：平均律第 1 巻より No1・プレリュード、リス ト：愛の夢、ショパン：スケルツォ No1 の 3 曲を演奏してくださいました。わかりやすい 実例をあげたレクチャーに、素敵な演奏と、大変贅沢で幸せを感じる２時間でした。 中川先生、本当にありがとうございました。

Rep：渡辺　ゆき子