ピティナ・ピアノセミナー

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徹底研究2018

※終了しました

  • 2018.5.13(日)
    12:00開演 (11:30開場)
  • JTアートホール アフィニス (東京・虎ノ門)
  • ● チケット料金(全席自由)
    一般 ピティナ会員・学生 学生会員
    通し券 10,000円 8,000円 4,000円
    各部券 3,500円 3,000円 1,500円
  • 主催:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
  • 企画:演奏研究委員会
  • 協力:JTアートホール アフィニス
当日券(若干枚数)発売予定 11:30~
第1部 12:00~13:30
レクチャー+公開レッスン
音をつくる、響きをつくる 自らの語りを託す素材を磨く

あなたの音は、あなたの声そのもの。楽器の構造、タッチ、姿勢、耳の開き方などの理解を組み合わせ、たっぷりのレクチャーと「無言歌」を用いたレッスンで、響きに入念に反応する準備を整えます。

  • 《モデル生徒&曲目》
  • 中瀬智哉(小6)
  • メンデルスゾーン:無言歌 Op.19-1 ホ長調「甘い思い出」
中瀬智哉
2017年
ピティナ・ピアノコンペティションE級銅賞
2017年
第7回ミラノピアノタレンツ国際コンクールDカテゴリー第1位ASSOLUTO受賞
第2部 14:00~15:30
レクチャー+公開レッスン
レガートの奥義 音の連結から、響きのレガートへ

鈴木流ピアニズムの真骨頂「レガート」。単に音を指でつなぐことに留まらず、「響きそのものをレガートする」意識について、ショパンのノクターンなどを用いながら、演奏の際の留意点を考えます。 

  • 《モデル生徒&曲目》
  • 八木大輔(中2)
  • ショパン:ノクターン 第9番 ロ長調 Op.32-1 
八木大輔
2017年
ミラノ派遣オーディション最優秀賞(ピティナ提携コンクール)
2017年
第7回ミラノピアノタレンツ国際コンクールEカテゴリー第1位、Young部門大賞および聴衆賞
2017年
第7回ミラノピアノタレンツ国際コンクールEカテゴリー第1位、Young部門大賞および聴衆賞
第3部 16:00~17:30
ショートレクチャー+公開レッスン
芸術作品への仕上げ ショパン・エチュードを題材として

音をつくり、レガートを磨いた先にある、演奏を「芸術」の域に高めていく、もう一歩上のアプローチ。あえてショパン・エチュードを用い、目指すべき高みを探ります。

  • 《モデル生徒&曲目》
  • 片山響(中3)、黒木雪音(大1)
  • ショパン:エチュード Op.10-1、8【片山】
    ショパン:エチュード Op.25-1、2【黒木】
片山響
2016年
ピティナ・ピアノコンペティション Jr.G級銀賞
2017年
トカチェフスキ国際ピアノコンクール(ポーランド)Piano Prodigies部門 第1位 Most Promising Talent 受賞
黒木雪音
2015年
第7回福田靖子賞第1位
2016年
第10回バリス・ドヴァリョーナス国際青少年コンクール(リトアニア)ピアノ部門グランプリ
2017年
ピティナ・ピアノコンペティションG級金賞

帰国後10年余りの指導活動のなかで、数々のコンクール入賞者を輩出し、若手指導者の中では群を抜く実績を残してきた名匠、鈴木弘尚。
ピティナ特級に限っても、2011年から、ファイナリストを出さない年はなかった。
ヴェーラ・ゴルノスターエヴァ直伝のロシアン・ピアニズムをベースとして、隅々まで磨かれた奏法・タッチ・ペダル・レガート・フレーズ・響き・耳。
有り余るこれらの武器を持て余していた鈴木に、「芸術作品としての音楽に向き合う」ことを示したのは、彼を高く評価していた故・中村紘子であったという。
奇しくも、この「徹底研究シリーズ」への登場まで決まっていながら惜しくも開催間際に天国へと旅立った日本の大巨匠。 その遺志を受け継ぎ、かつて彼女が「日本一のレガート」「日本人ではほとんど聴くことができないしなやかなフレージング」と評した鈴木の音楽作りの根本と、イタリアを拠点にヨーロッパ各地で刺激を受けて育まれた緻密な音楽解釈を、徹底的に紐解いていく。
ほかの誰も到達したことのない、豊かな響きと語りの音楽世界を学ぶ、聞き逃せない一日。

鈴木 弘尚 (すずき・ひろなお)
3歳よりヤマハ音楽教室に学び、ヤマハマスタークラスを経て、イタリアのイモラ国際ピアノアカデミー卒業。在学中から、東京、パリ、ミラノ、ロンドンなど、各地で演奏。 日本国際音楽コンクール奨励賞。園田高弘賞ピアノコンクール第1位。ブゾーニ国際コンクール入賞。チャイコフスキー国際コンクール特別賞。 浜松国際ピアノコンクール第5位、確固たる技巧と構築力、叙情豊かな音楽性が高く評価された。また、このコンクールでの奮闘ぶりがNHKテレビのドキュメンタリー番組となり、全国放映され話題となった。 彩の国さいたま芸術劇場における「ピアニスト100」シリーズに出演。これまでに大阪シンフォニカー、ハイドン管弦楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、群馬交響楽団などと共演。 "ETUDES SYMPHONIQUES"、"RACHMANINOFF"の2枚のCDをリリースしどちらも「レコード芸術」で「準特選盤」に選出される。 平成14年度文化庁派遣芸術家在外研修員。 これまでに、ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、ピャトラス・ゲヌーシャス、江口文子、河内純、國谷尊之、浦壁信二、フランコ・スカラ、ピエロ・ラッタリーノ、ジェラール・フレミー、リッカルド・リサリティ、レオニード・マルガリウスの各氏に師事。また、アレクセイ・ナセトキン、ボリス・ペトルシャンスキーの各氏からの助言にも多大な影響を受けた。 11歳からの8年間ヴェラ・ゴルノスタエヴァ教授(モスクワ音楽院)に教え込まれたロシア・ネイガウス流派のピアニズムの継承者。 門下からは多数のコンクール優勝・入賞者を輩出(浜松国際コンクール入賞、ピティナ特級グランプリを含む)。 現在、名古屋音楽大学客員准教授、ヤマハマスタークラス特別コース講師。元東京音楽大学専任講師。 2017年ドリアードピアノアカデミー招聘教授。2018年トカチェフスキ国際コンクール審査員(ポーランド)、ならびに国際マスタークラス・フェスティバル招聘教授(予定)。
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