ピティナ・ピアノセミナー

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徹底研究2008

※終了しました

徹底研究2018

久々の徹底研究は、ロシアの大家トロップ教授による「四季」全曲。美しい小品に抜群の解釈を示すトロップ先生が、指導ポイントを徹底解説。モデル生徒には、今もっとも伸び盛りの6名の学生たちを起用します。

概要

2008年8月26日(火) Hakuju Hall (東京・代々木)

第1部(1月-6月の6曲):11:00 開演(10:40 開場)※13:00終演予定
第2部(7月-12月の6曲):14:30 開演(14:00 開場)※16:30終演予定

  • 前売り予約は終了いたしました。当日券は10時40分よりホール受付にて販売いたします。(十分な枚数がございます)
チケット:全席自由

通し券:6,000円(一般)/5,000円(ピティナ会員/学生)
各部券:3,500円(一般)/3,000円(ピティナ会員/学生)

申込み・問合わせ

社団法人全日本ピアノ指導者教会(ピティナ)「徹底研究」係
TEL 03-3944-1583/FAX 03-3944-8838

講師プロフィール
ウラディーミル・トロップ(Vladimir Tropp)
ウラディーミル・トロップ

1939年、モスクワ生まれ。グネーシン音楽学校でモイセイ・フェイギンに、グネーシン音楽大学では、ゲンリヒ・ネイガウスの高弟テオドール・グートマンに師事。
学生時代より演奏活動を行い、ジョルジュ・エネスコ国際コンクール入賞(1970年)など活躍する。卒業後は母校にて教鞭をとり、欧米各地や日本でマスタークラスや国際コンクールに招かれている。
特にチャイコフスキー、ラフマニノフ、スクリャービン、メトネルなどロシア作品の研究家として名高いほか、20世紀の名演奏家についてのラジオ番組制作なども手がけてきた。
これまで、レコードや放送録音のために、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、ブラームス、メトネル、スクリャービン、ラフマニノフ、チャイコフスキーなどの作品を録音している。
90年代終わりに日本で発表された3枚のロシアピアノ作品集は絶賛を浴び、ロシアの抒情的小品の演奏および解釈には定評がある。今回取り上げるチャイコフスキー「四季」も日本での2度の録音がリリースされている。

受講生プロフィール
第1部(1月~6月の6曲)

11:00 開演(10:40 開場)※13:00終演予定

山田真琳(大1)
曲目:1月 炉端にて/2月 謝肉祭
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ピティナ・ピアノコンペティションにて、2003年E級銅賞、2004年F級金賞。2007年、第3回福田靖子賞選考会にて、優秀賞第2席。チェコ、オーストリア、フランス、ロシア、カナダ等でコンサートに出演。幼少より札幌コンセルヴァトワールにて宮澤功行、山下聡の両氏に、現在は、桐朋学園大学ソリストディプロマコースにて、干野宣大氏に師事。

佐藤元洋(中3)
曲目:3月 ひばりの歌/4月 松雪草
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ピティナ・ピアノコンペティションにて、2004年D級金賞、2005/2006年Jr.G級ベスト賞。2007年第12回浜松国際ピアノアカデミーコンクールにて5位入賞。2007年第61回全日本学生音楽コンクールピアノ中学生部門第1位。これまで水野儀江、長谷川淳の各氏に師事。

鈴木美祐(大1)
曲目:5月 白夜/6月 舟歌
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ピティナ・ピアノコンペティションにて、C級ベスト16賞、F級ベスト10賞、G級金賞。香港にてリサイタルを開催。現在東京藝術大学音楽学部ピアノ科1年に在学。これまでに田村元子、小牧洋子、日比谷友妃子、青柳晋の各氏に師事。

第2部(7月~12月の6曲)

14:30 開演(14:00 開場)※16:30終演予定

矢野雄太(高1)
曲目:7月 草刈り人の歌/8月 収穫
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ピティナ・ピアノコンペティションにて、Jr.G級ベスト賞(2005、2006年)、F級銅賞(2007年)など、幼少時より入賞多数。現在東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校1年、角野裕氏に師事。これまでに、植田克己氏、中井恒仁氏、永瀬まゆみ氏に師事。

高尾奏之介(中1)
曲目:9月 狩り/10月 秋の歌
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ピティナ・ピアノコンペティションにて、2005年F級金賞受賞(10歳)をはじめ、入賞多数。2007年第61回全日本学生音楽コンクールピアノ小学生部門全国第1位。2005年パリでのコンサート出演ほか多数。2008年第61回カンヌ国際映画祭受賞作品「トウキョウソナタ」ラストシーンの「月の光」もピアノ演奏している。現在ピアノを松崎伶子氏に、音楽分析を秋山徹也氏に師事。

中村芙悠子(高1)
曲目:11月 トロイカ/12月 クリスマス
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ピティナ・ピアノコンペティションにて、2006年E級全国決勝大会入選、2007年F級金賞受賞。2008年ショパン国際ピアノコンクールinAsiaアジア大会コンチェルト部門B部門銀賞受賞。現在、江口文子、大友聖子、中島美幸の各氏に師事。


レポート

8月26日(火)コンペ全国決勝大会の興奮も冷め遣らぬなか、久々の「徹底研究」シリーズとして、海外招聘審査員としてロシアからお招きしたヴラディーミル・トロップ教授によるチャイコフスキー「四季」全曲の公開レッスンが行われた。会場には朝から、全国のピアノ指導者、熱心なピアノ愛好者が詰めかけ、トロップ先生の繊細で優美な音楽と含蓄のあるレクチャーを味わった。

「132年もの間、世界中の皆様に親しまれているこの小品集<四季>ですが、ロシアとならんで、特にこの作品を愛してくださっているのが、この日本の皆様なのです。今日はその日本の皆様にこの曲をレクチャーできることを、大変うれしく思っております。」声色のみからでもあたたかな人柄が伝わってくるようなトロップ教授のレクチャーは、この一言から始まった。モデル受講生は、山田真琳、佐藤元洋、鈴木美祐、矢野雄太、高尾奏之介、中村芙悠子というコンペティション入賞経験のある学生6名。客席には、コンペティション決勝大会・表彰式直後に訪れた全国からの熱心なピティナ会員が多く、連日も疲れも見せずにトロップ先生の熱心なレクチャーに聞き入った。

トロップ先生のレクチャー・レッスンは、十八番のレパートリーである「四季」を、豊富な実演を交えながら、少ない時間のなかで、丁寧に説明していく。その実演は、これが本当のピアノの音!と感嘆を叫びたくなる最高の美しさ。隣りで聞き入る受講生も、そのエッセンスを少しでも吸収しようと、じっくりと耳を傾ける。
「四季」という12曲1セットの大曲の中での位置づけ、前後の曲との連関、描写されているこまかな情景を大切にしつつ、それを具体的な演奏に落とし込んでいく奏法や解釈にも言及し、この作品が100年以上愛奏されている魅力をぞんぶんに引き出していく。トロップ先生のレクチャーを通じて、「四季」の偉大な芸術性が明らかにされる時間を、受講生・聴講生ともに感動をもって見守り、久々の「徹底研究」は、たいへん充実したセミナーとなった。

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