ピティナ・ピアノセミナー

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徹底研究シリーズ2023 関本昌平 特別公開講座~「あなただけの表現」のために~
2023年10月28日(土)11:00開演 ベルサール虎ノ門HALL
第1部 11:00-12:15
特別セミナー
美しい演奏を形作るもの~すべては「基礎」の積み重ねから

姿勢と奏法、脱力、基礎練習、フレーズ、ブレス、ペダル、耳の使い方…。幼少期から大切にすべき要素を改めて見直します。地道で丁寧な習練の積み重ねの先にこそ花開く、本当の「個性」を目指して。「次のレベルへ進むために必要な基礎」とは何か、幅広い年齢の生徒に対応してきた経験から整理していきます。

第2部 12:30-13:15
スペシャルトーク
生徒と共に歩んだ10年~試行錯誤の記録、そしていま思うこと

アメリカから帰国して10年。演奏活動の傍ら、岐阜に拠点を置き、周囲も驚くほど後進の指導に傾倒していった日々。そこにどんな思いがあり、生徒たちとともにどんな試行錯誤を繰り返してきたのか。「教育」への思いと「今こそ日本の音楽教育に必要なこと」を伺います。
聞き手:加藤哲礼(ピティナ本部事務局・育英室長)

第3部 14:15-16:45
公開レッスン
あなたらしい音楽を目指して~ショパンの小品を題材に

未来を担う小中高生の皆さんをモデル生徒に迎え、関本先生の代名詞ともいえるショパンの作品での「レッスン」を存分にご覧いただき、実践編として1日の総まとめをします。


《モデル生徒&曲目》
天野 薫(小4)
2022 ピティナJr.G級ベスト賞
2022 マンハッタン国際音楽コンクールジュニア部門第1位
中山まどか(中1)
ショパン:エチュード Op.10-53つの新練習曲 第2番 変イ長調(※)
※版によって第3番の表記もございます。変イ長調の作品です
2022 ピティナJr.G級ベスト賞
2022 全日本学生音楽コンクール小学の部 全国大会第1位
大山桃暖(高3)
ショパン:エチュード Op.10-210-7
2021 ピティナG級銅賞
2021 全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位
2023 ヴァン・クライバーン・ジュニア国際コンクールセミファイナリスト

日時:2023年10月28日(土)11:00開演(10:30開場)
会場:ベルサール虎ノ門( アクセス

チケット料金(全席自由)
  一般 ピティナ会員・学生 学生会員
通し券 10,000円 8,000円 4,000円
各部券 3,500円 3,000円 1,500円
当日券は10:30より販売
  • 「徹底研究」はピティナ・eラーニング(見放題)への一部掲載を予定しております。当日のご受講、eラーニングでの復習で学びをより深めていただけます。合わせてのご加入をお勧めいたします。
今こそ「基礎」を考え直す一日

「10年間、指導者として多くの子供たちと接し、今こそ<基礎力>の見直しを皆様と一緒に考えてみたい」 本講座を依頼すると、関本昌平先生からこのようなメッセージをいただきました。
生徒さんが巷に溢れるコンクールを上手に活用することができず、むしろそれに振り回されて、つい特効薬を求めてしまう事例は、多くの指導者にとって心当たりがあり、そして常に悩みの種になっていることでしょう。
もっと長い目で、地に足を付けて音楽の道を歩んでほしいと願いながら、一方で、時代の変化や生徒と親御さんのニーズにも対応しなければなりません。
様々な「便利ツール」が続々と現れる昨今、ピアノ指導者の指導法や教育理念も、再考を求められる時代です。
音楽家が子どもたちに渡し、未来に残していけるものは何か。
ピアノと共に豊かな人生を送る幸せな生徒を育てるには何が必要か。
正解のないこの問いを真ん中に据え、音楽を愛する<種>を植えるために、「基礎を見直す」ことの必要性を共に考えていきます。

関本昌平
せきもとしょうへい◎幼少期よりピティナ・ピアノコンペティションに参加し、稲垣千賀子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、二宮裕子各氏の薫陶を受けながら、B級金賞・G級金賞・コンチェルト部門最優秀賞を経て、2003年、特級グランプリ及び第1回福田靖子賞選考会第1位まで、輝かしい実績で駆け抜けると、すぐさま国際舞台でも頭角を現し、弱冠18歳で第5回浜松国際ピアノコンクール第4位に入賞。2005年、第15回ショパン国際ピアノコンクールでの第4位入賞は、大きな話題となった。当時、20歳。その後は、ニューヨーク、パリ、ロンドンへのデビューや、国内外の名門オーケストラや室内楽奏者などと共演を重ねた。2009年からはニューヨークに居を移し、独自の研鑽を積む。特に、当地で出会ったクラリネットの巨匠チャールズ・ナイディックからは決定的な影響を受け、自身もブラームスやベートーヴェンなどドイツ音楽の新境地に傾倒し、思索を深めていく。2013年の帰国後は、岐阜を拠点に、小学生から大学院生まで幅広い生徒を指導。門下からは、ピティナ・ピアノコンペティション、全日本学生音楽コンクールほか国内最高レベルのコンクールでの入賞者を数多く輩出したほか、国際コンクールでも入賞する生徒も出てきている。一方、名古屋市立菊里高校、愛知県立明和高校、名古屋音楽大学、そして2023年からは母校・桐朋学園大学でも教鞭をとる。演奏研究委員会主催の企画では、2002~2003年の「徹底研究」シリーズ(ショパン:エチュード)にモデル受講生として出演。合わせて、当時、浜松国際ピアノコンクールで優勝するなど世界的に名を轟かせていた新星アレクサンダー・ガヴリリュクと2台ピアノ で競演し、大きな刺激を受けたという。思い出深い「徹底研究」の舞台に、演奏家・指導者として、20年ぶりの登壇となる。
主催:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会
企画:演奏研究委員会  協力:住友不動産ベルサール
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