ピティナ・ピアノセミナー

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クラシック音楽業界の第一線でご活躍の先生が講師を務める連続講座「音楽総合力UPワークショップ」。 今年12年目を迎えます。 10回の連続講座(※)で継続的に「学ぶ」機会をぜひご利用ください。

  • お申込みは10回通しのみ。
概要
募集コース

全2コース 各回10:30開始/約2時間

◆ 東京会場コース(東京・巣鴨 )定員:30名
◆ オンラインコース
  • ピティナ本部事務局<東音>ホール(JR山手線/地下鉄都営三田線「巣鴨駅」南口徒歩1分)
  • オンライン受講コースは、毎回リアルタイムで閲覧いただけるURLをメールでお届けいたします。アーカイブは後日eラーニングで約1カ月間閲覧いただけます。
  • 政府・自治体のイベント等における感染症防止ガイドラインを遵守して開催いたします。状況によっては開催形態が変更になることがございます。
参加料
● 東京会場コース
割引区分 一般 会員
超割
2021/1/15(金)まで
¥41,000 ¥36,000
早割
2021/3月末まで
¥43,000 ¥38,000
通常
2021/4/1以降
¥45,000 ¥40,000
● オンラインコース
割引区分 一般 会員
超割
2021/1/15(金)まで
¥31,000 ¥26,000
早割
2021/3月末まで
¥33,000 ¥28,000
通常
2021/4/1以降
¥35,000 ¥30,000
■ここがポイント!
1.ファシリテーター制

各講座で"案内人"が付きます。講座中、「ここをもう少し掘り下げて聞きたい」等、受講者がその時々で漏らさず訊きたいことをファシリテーターがオーガナイズ!講師と受講者が身近にやりとりしあう場に。

2.すべての受講者が通年でeラーニングの閲覧可能

東京会場にお越しの方でも年間と通じてeラーニングの閲覧をしていただけます。講座の復習に、また欠席した際の振替に、ご利用ください。

スケジュール
  • 日程、講師、公演内容は変更となる可能性もあります。予めご了承ください。
2021年4月28日(水)
上田泰史先生(音楽学者)
対談:實方康介(ピアノ曲事典編集長)
ピアノ曲事典の歩き方

約7万点の曲が登録されている「ピティナ・ピアノ曲事典」。練習している曲の解説や動画を見ることもあれば、新しい曲との出会いもあるはずです。ピアノ曲事典の編集長&副編集長が冒険的で、新しいピアノ曲事典の「歩き方」をご提案いたします。ピアノ曲への知識を深め、視野を広げられること間違いなし。
対談:實方康介(ピアノ曲事典編集長)

上田泰史◎金沢市出身。19~20世紀前半のフランスのピアノ音楽・教育が専門。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学及びパリ=ソルボンヌ大学で修士課程及び博士課程を修了。在学中に安宅賞、アカンサス賞受賞。2010年に渡仏、2013年、パリ第4大学音楽学修士号(Master2)取得。2015年、日本学術振興会より育志賞、2016年、平山郁夫文化芸術賞を受ける。同年、東京藝術大学とパリ=ソルボンヌ大学にてそれぞれ博士号を取得(音楽学)。『ピアノ曲事典』の副編集長として執筆・編集に携わっている。著書に『チェルニー30番の秘密――練習曲は進化する』、『パリのサロンと音楽家たち――19世紀の社交界への誘い』。2018年から2021年まで日本学術振興会特別研究員(SPD)を務める。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員、日本音楽学会、地中海学会会員。現在、東京藝術大学、国立音楽大学、大妻女子大学他で講師を務める。
2021年5月12日(水)
神山奈々先生(作曲家)
片山柊先生(2017特級グランプリ)
2021年度コンペ課題曲アナリーゼ~2つの異なる視点から~

2020年度特級新曲課題曲作曲者である神山奈々さんと2017年度特級グランプリである片山柊さんによる2021年度のコンペ課題曲を題材とした演奏に対する実践的な楽曲分析。作曲家と演奏家、異なる視点を通して楽譜からのメッセージを読み解く分析方法についてお話しいただきます。的確な分析によって曲の魅力を発見する感動が、その1曲を追求するための原動力になるのです。

取り扱い予定曲
A2: クラシック - ドイツ民謡:カッコーさん
A1: クラシック - モーツァルト:アレグロ
B:バロック - ツィポーリ:プレリュード
C:ロマン - メンデルスゾーン:なぐさめ
D:近現代 - 三善 晃/練習曲270 鏡のフィナーレ
E:ロマン - ショパン:練習曲 Op.25-2
F:近現代 - バルトーク:組曲 Op.14

神山奈々◎1986年、群馬県前橋市生まれ。東京音楽大学付属高校から作曲を専門的に学び、同大学卒業後、同大学院修士課程を修了。現代音楽の分野において、オーケストラ曲、室内楽曲、合唱曲、吹奏楽曲、邦楽器のための作品に積極的に取り組み、創作活動を展開している。近作としては、オーケストラのための〈きっと、またここで会えますように〉(2019)が広島交響楽団により初演された。第79回日本音楽コンクール作曲部門第3位。2013年度武満徹作曲賞第3位などの入賞歴がある。現在、東京音楽大学講師を務め、作曲実技、ソルフェージュ等の指導にもあたっている。
片山柊 (かたやま しゅう)◎ 北海道札幌市出身。小樽市で育ち、東京音楽大学(ピアノ演奏家コース・エクセレンス)を首席で卒業、同大学院修士課程を修了し、現在東京音楽大学演奏研究員、桐朋学園大学作曲科に在学。全日本学生音楽コンクールピアノ部門全国大会第1位、ピティナ特級グランプリおよび聴衆賞ほか受賞多数。日本各地のほか欧州での演奏会に多数出演し、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団ほかオーケストラとの共演も重ね、ソロに限らず室内楽の分野でも積極的に活動している。これまでピアノを武田真理、東誠三、広瀬宣行の各氏、室内楽を藤原亜美氏に師事し、現在作曲を土田英介、加藤真一郎の各氏に師事。
2021年6月15日(火)
大谷研ニ先生(指揮者)
合唱の音楽づくり ~指揮者の視点から~

1人1人が主体性を持ちながら、全体で一つの音楽を作っていく協調性が必要とされる合唱。2020年は、苦難が強いられた1年でもありました。合唱指揮者の第一人者であり、現在東京混声合唱団正指揮者として活躍されている大谷研二先生に、合唱から見る音楽づくり、合唱の魅力についてお話しいただきます。

1956年神奈川県生まれ。80年に武蔵野音楽大学を卒業後、東京混声合唱団に入団。83年ヨーロッパに留学。フランクフルト音楽大学合唱指揮科を卒業、ディプロマを取得をし、89年帰国。同年の武満徹監修「Music Today」、90年サントリー音楽財団「20世紀の音楽」などの公演で合唱、室内楽を指揮し注目を浴びる。90年度村松賞受賞。オーケストラ付きの合唱作品もしばしば指揮し、バッハ没後250年の2000年には「クリスマス・オラトリオ」を全曲指揮。中世から現代に至る色彩ゆたかな作品の紹介と流麗な指揮によって高い評価を受けている。最近では、東響コーラス「グレの歌」、坂本龍一オペラ「LIFE」、三善晃オペラ支倉常長「遠い帆」など大編成合唱団のコーラスマスターとしての顕著な実績も評価されている。現在、東京混声合唱団正指揮者。活水女子大学音楽学部学術研究所教授。
2021年7月28日(水)
碓井俊樹先生(ピアニスト)
ピアニストのキャリア展開

世界が劇的なスピードで小さくなる中で音楽を含む文化活動は、益々重要なポジションを占めています。AIが発達していく現代、いま世界で本当に必要とされる人材とは?これまでに演奏し友好を深めた国・地域は、40カ国以上、世界各国を舞台に演奏活動を繰り広げ、精力的に芸術文化の向上を図っている碓井先生に、これからの音楽家の役割について、お話しいただきます。

東京藝術大学附属音楽高等学校および同大学を経て、ザルツブルク・モーツァルテウム芸術大学で研鑽を積む。ヴィオッティ国際音楽コンクール入賞、オランダ・ミュージック・セッションにてドネムス演奏賞、ウィーン現代前衛芸術団体TAMAMUより現代芸術特別賞、カントゥ国際音楽コンクール優勝など数多くの受賞歴を誇り、リサイタルや音楽祭を通じて世界的な演奏家と数多く共演。40カ国以上の演奏活動をくりひろげ国内外のオーケストラとの共演 数多くの国際音楽コンクールの審査員も務める。一般社団法人 横浜シンフォニエッタ 代表理事&ゼネラルマネージャー、日本香港音楽協会理事長(香港)、一般社団法人エル・システマコネクト理事、一般社団法人長野芸術文化振興協会音楽監督、兵庫県豊岡市''おんぷの祭典''音楽監督、2017年平成29年度外務大臣表彰を受賞、第3回種田山頭火賞受賞、上野学園大学客員教授。オフィシャルサイト
2021年9月29日(水)
多久潤一朗先生(フルート奏者)
舞え!マルチフルーティスト

ピッコロ、コントラバスフルートまで多彩な音色を持つフルート。
TVアニメ『鬼滅の刃』、Nintendo Switch『スーパーマリオオデッセイ』『ゼルダの伝説Botw』なの演奏など、マルチな活躍をされている多久潤一朗さんにフルートという楽器の魅力を余すところなくお伝えいただきます。

無数の特殊奏法や民族楽器の奏法を駆使し自作自演を軸に活動中。
東京藝術大学在学時より現代音楽を中心に活動を始め、国内外の作曲家の新作初演を多数手がける。ソリストとしてもこれまでに新日本フィルハーモニー管弦楽団はじめ数々のオーケストラと協奏曲を共演した。また自身がリーダーを務める次世代型フルートトリオ『マグナムトリオ』はイギリスやカナダ、ロシア、韓国他様々な国の音楽祭からオファーを受け招待公演を行なっている。TV、CMなどのレコーディングも多く、米津玄師『パプリカ』、TVアニメ『鬼滅の刃』、映画『海街diary』Nintendo Switch『スーパーマリオオデッセイ』『ゼルダの伝説Botw』などのフルート、笛類を担当している。
2021年10月19日(火)
町田樹先生(研究者・振付家)
舞踊と音楽の相関関係

元フィギュアスケーター(ソチ五輪5位、14年世界選手権準優勝)で、現在スポーツ&アーツマネジメントや身体芸術論を専門とする研究者(國學院大學助教)である町田樹さん。今回は、町田さんが振付家と研究者の二つの観点から「音楽と舞踊の関係性」についてお話しくださいます。具体的には、「振付家やダンサーはいかに音楽をビジュアライズするのか」「舞踊にとって音楽とは何か」「音楽産業とダンス産業のマネジメント連携の可能性」など、多角的に講演していただきます。

1990年3月生まれ。現在、國學院大學人間開発学部助教を務める。2020年3月、博士(スポーツ科学/早稲田大学)を取得。専門は、スポーツ&アーツマネジメント、身体芸術論、スポーツ文化論、文化経済学。著書に、『アーティスティックスポーツ研究序説―フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』(白水社)がある。かつてフィギュアスケート競技者としても活動し、2014年ソチオリンピック個人戦と団体戦ともに5位入賞、同年世界選手権大会では準優勝を収めた。2014年12月に競技者を引退後は、早大大学院に進学し研究活動に励むかたわら、プロスケーターとしても自らが振り付けた作品を、アイスショーなどで発表。2018年10月にプロを完全引退した。
2021年11月17日(水)
谷口賢記先生(チェリスト)
チェリストから見る室内楽の魅力

チェリストとして多様な演奏活動をされる傍ら、各地のピティナ・ピアノステップで、初めて室内楽に出会う子どもたちやピアノ指導者への指導を精力的に行っていただいている谷口賢記先生。チェリストから見た室内楽、またピアノを学ぶ人がアンサンブルに取り組むポイントやその意義について演奏を交えてお話しいただきます。

4歳でピアノ、18歳でチェロを始める。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科にて生物学を専攻し修士課程を修了。2004年にボストン音楽院へ留学、同院より音楽修士号を取得後、全額奨学生としてディプロマを取得。CMFoNE第1回国際室内楽コンクールで第1位に入賞するなど受賞歴多数。現在は東京を拠点とし、国内外で多様な演奏活動、指導活動を展開しながら、フィギュア・アート、ダンス、生け花、能、日本舞踊、邦楽など様々な分野の芸術とのコラボレーションにも力を入れている。2016年には、東京藝術大学における芸術と科学の接点を探る公開討論会および演奏に、ヨーヨー・マ氏等と参加。また、2019年には福島青年管弦楽団のロンドン公演にて指揮を務めるなど、指揮者としても活躍している。2017年度和歌山県文化奨励賞受賞。東京藝術大学「Arts Meet Science」プロジェクトコーディネーター。スタイナート主宰。ラインハイト室内楽アカデミー講師。全日本ピアノ指導者協会正会員。同協会メディア委員会委員。
2022年1月17日(月)※当初の予定から変更となりました
中西充弥先生(音楽学 サン=サーンス研究者)
旅するピアニスト サン=サーンス(仮)

カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)は今年没後100年となります。ショパンの存命中からドビュッシーの死後までの長い人生を送りました。「交響曲第三番」や「動物の謝肉祭」などの作曲のみならず、天才ピアニストとしての活躍、フランス音楽文化の振興活動や、そして大の「日本びいき」といった多彩な側面を持つ音楽家のあまり知られていない人物像とその作品について。当代随一のサン=サーンス研究者である中西先生にお話いただきます。

京都大学文学部フランス語学フランス文学専修卒業。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程音楽学専攻修了。フランス政府給費留学生として渡仏、パリ第四大学ソルボンヌ(現パリ=ソルボンヌ大学)大学院博士課程に留学。2016年、サン=サーンスとその日本趣味に関する論文で博士号(音楽学/パリ=ソルボンヌ大学)取得。専門、サン=サーンスを中心とした19世紀、20世紀フランス音楽史。
2022年2月16日(水)
澤谷夏樹先生(音楽評論家)
音楽批評は何のために?

人によって感じ方が様々な音楽。コンサートを聴いて、いい音楽か「悪い」音楽なのかはだれがどうやって決めるのか?目に見えない時間芸術である音楽を、目に見える文章として表現する音楽批評の世界へ、皆様をご招待いたします。音楽批評家は何を聴いて、何を伝えるのか。澤谷夏樹さんにお話しいただきます。

慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業、同塾大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了(いずれも音楽学)。2003年より音楽評論活動を開始。柴田南雄音楽評論賞奨励賞および本賞受賞。著書に『音楽家65人の修行時代』、『バッハ大解剖!』、『バッハおもしろ雑学事典』(共著)、『「バッハの素顔」展』(共著)。国際ジャーナリスト連盟(IFJ)会員。ウェブサイト
2022年3月16日(水)
北爪道夫先生(作曲家)
作曲家の求める響き

管弦楽、吹奏楽、室内楽、合唱のための音楽など幅広くクラシック音楽の分野で活躍されている作曲家、北爪道夫さん。クラリネット奏者を父に持ち、様々な楽器が重なる楽曲を作曲し続けている北爪さんが求める「音の響き」の正体に迫ります。

東京藝術大学大学院修了後、77~85年「アンサンブル・ヴァン・ドリアン」(第1回中島健蔵音楽賞受賞)で企画・作曲・指揮を担当し内外の現代作品紹介に努める。79年文化庁派遣芸術家として渡仏以降、多様な演奏家・団体からの委嘱で新作発表を続け国際的評価を得る。これまで2度の尾高賞、ユネスコ国際作曲家審議会(IRC)グランプリ、文化庁芸術祭大賞、日本吹奏楽アカデミー賞などを受賞。また、サントリー芸術財団主催「作曲家の個展・北爪道夫」などの音楽活動に対し中島健蔵音楽賞を受賞。森羅万象からヒントを得て磨かれた創作は、オーケストラや邦楽器を含む様々な楽器、電子音や声と多岐にわたり、NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」等のテーマ音楽や劇場・放送を含め様々な音楽シーンと係わる。一方、大学・行政・コンクール等を通じて教育啓蒙活動に携わる。CD:「北爪道夫オーケストラ作品集」(FOCD2514)、「北爪道夫・作曲家の個展」(FOCD3505)他。
Q&A
東京会場コース
● 欠席しなければいけない場合、振替等の措置はありますか?

出欠席に関わらず全ての回でeラーニングにて受講いただけます。欠席された回はeラーニングでの受講をご利用ください。セミナーレポートもご提出いただけます。

eラーニングコース
● 定額見放題に登録していれば、こちらのeラーニングも観られますか?

音楽総合力UPワークショップのeラーニングコースは、定額見放題コンテンツには含まれませんので、別途お申込みいただく必要がございます。過去のコンテンツも定額見放題には掲載されておりません。

● eラーニングの閲覧期間を教えてください

東京での講座開催約10日後よりその後1カ月間閲覧いただけます。お見逃しの無いよう、ご利用ください。

● スマホ、タブレットやフィーチャーフォン(ガラケー)でも閲覧できますか?

スマートフォン、タブレットでも閲覧可能です。フィーチャーフォン(ガラケー)には対応しておりません。容量の大きい動画配信となりますので、通信量にはご注意ください。(光回線/Wi-Fi環境でのご利用を推奨いたします)

過去の開催

過去に開催したワークショップのレポート、写真がご覧いただけます。


【主催】一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会 メディア委員会

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