概要
選べる2コース
全2コース 各回10:30開始/約2時間
東京会場コース(東京・巣鴨 ※)
東京・巣鴨にて講座を受講するコースです。講師の講義・熱演を至近距離で体験することができ、受講後の講師・受講者とのレビュー会にも参加できます。またeラーニングを活用しての復習や、欠席時の受講振替もしていただけます。
eラーニングコース
講座開催後約10日後にeラーニングで受講できます。動画はプロが作成するため、臨場感あふれた講座を自宅で体験することができます。特定の日時に縛られず、何度も見直すことができるのも利点です。
- ピティナ本部事務局<東音>ホール(JR山手線/地下鉄都営三田線「巣鴨駅」南口徒歩1分)
- eラーニングコースのライヴ配信以外は、各講座の10日後から視聴可能です。
参加料
全10回一括申込
● 東京会場コース
割引区分 |
一般 |
会員 |
超割 |
2019/1/14(月)まで |
¥41,000 |
¥36,000 |
早割 |
2019/3月末まで |
¥43,000 |
¥38,000 |
通常 |
2019/4/1以降 |
¥45,000 |
¥40,000 |
● eラーニングコース
割引区分 |
一般 |
会員 |
超割 |
2019/1/14(月)まで |
¥31,000 |
¥26,000 |
早割 |
2019/3月末まで |
¥33,000 |
¥28,000 |
通常 |
2019/4/1以降 |
¥35,000 |
¥30,000 |
ここがポイント!
1.ファシリテーター制
各講座で"案内人"が付きます。講座中、「ここをもう少し掘り下げて聞きたい」等、受講者がその時々で漏らさず訊きたいことをファシリテーターがオーガナイズ!講師と受講者が身近にやりとりしあう場に。
2.すべての受講者が通年でeラーニングの閲覧可能に
東京会場にお越しの方でも年間と通じてeラーニングの閲覧が可能になります。講座の復習に、また欠席した際の振替に、ご利用ください。eラーニングのみのコースでは、参加料を値下げしました。
3.ランチ・懇親会
年に3回、昼食を持ち寄ってのランチ会や講師・ファシリテーターの先生方との懇親会を開催いたします。年10回の講座を通して親睦を深め、講座内容の疑問から日々のレッスンの悩みまで受講生の皆様とともにお話しいただけます。
スケジュール
- 日程、講師、公演内容は変更となる可能性もあります。予めご了承ください。
第1回 2019年4月19日(金)
今井顕先生(ピアニスト)
ブルクミュラー『25の練習曲』の素顔
誰もが愛してやまないブルクミュラーが作曲した《25の練習曲》ですが、使用楽譜によっては作曲家の想いとはかなり違う音楽になってしまうことも...。そんな弾き方をしながら「ブルクミュラー、大好き!」と宣言するのは、早とちりかもしれません。ブルクミュラーが作品に託した、いつわりのない心情を解き明かしましょう!
16才で渡欧、ウィーン国立音楽大学卒業、エッセン国立音楽大学マスターコース修了。パウル・バドゥーラ=スコダに薫陶を受け、東独ペータース社やオイレンブルク社における原典版楽譜の編集に携わるほか、数々のコンクールに優勝・入賞し、コンサートピアニストとして国際的な活動を行う。1981年より14年間にわたってウィーン国立音楽大学ピアノ専攻科にて教鞭を執り、1995年オーストリア政府より名誉教授の終身称号を授与される。現在は国立音楽大学大学院教授、宇都宮短期大学音楽科客員教授、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会評議員・メディア委員会副委員長。
第2回 2019年5月8日(水)
香月 修先生(作曲家)
今年度コンペ課題曲研究~近現代作品を中心に
時間をかけ、集中して練習する曲であれば、楽しく練習したい(させたい)し、その魅力を余すところなく汲み取りたいもの。オペラなどの大作も作曲されてきた傍ら、魅力的なピアノ作品が課題曲として採用されてきた香月先生と、今年度のコンペ課題曲を概観・研究してみましょう。
桐朋学園大学音楽学部作曲科卒業。入野義朗、別宮貞雄両氏に師事。 主な作品に『クラリネット五重奏曲』、オペラ『わらしべ長者』(日本オペラ協会委嘱)、『弦楽四重奏曲』、『詩曲I (独奏ヴァイオリンのための)』、『プレリュード・アリア・フィナーレ(ピアノ四重奏のための)』、『子供の四季(児童合唱とオーケストラのための)』、などがある。三好達治、佐藤春夫、三木露風等の詩による歌曲はこれまで多くの歌手により繰り返し演奏されている。2013年には新国立劇場の委嘱によるオペラ『夜叉ヶ池』が同劇場にて上演された。日本音楽コンクール作曲部門、長野県ピアノコンクール等の審査員を歴任。2015年まで桐朋学園大学音楽学部で作曲科教授を務める。同大学名誉教授。
第3回 2019年6月5日(水)
秋山和慶先生(指揮者)&大谷康子さん(ヴァイオリニスト)
指揮者が求めるもの
故斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、日本楽壇を常にリードしてこれらた秋山先生と、その秋山先生と数多く共演されてきた大谷康子さんをお迎えします。指揮と音楽、そしてオーケストラがどんなドラマを生み出せるのか。お二人のお話にどうぞご期待ください。
秋山和慶◎1941年生まれ。故斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。
現在、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者を務めるほか、洗足学園音楽大学教授、京都市立芸術大学客員教授を務めている。
大谷康子◎今年デビュー44周年を迎え、これまでにソロ活動はもとより、モスクワ・フィル、スロヴァキアフィル等、国内外の著名なオーケストラと多数共演。キエフ国立フィルとは2017年以降毎年招聘され、今年11月ウクライナにて3年連続の共演を予定。また、5月にピアニスト、イタマール・ゴランと全国ツアー(12都市)を予定。文化庁「芸術祭大賞」受賞。BSテレ東(毎週土曜朝8時放送)「おんがく交差点」では司会・演奏を務める。東京音楽大学教授。東京藝術大学講師。(公財)練馬区文化振興協会理事長。(公財)日本交響楽振興財団理事。
オフィシャル・ホームページ
第4回 2019年7月31日(水)
最上峰行先生(オーボエ奏者)
オーボエの悲哀、管楽器の室内楽
オーケストラの中心で音楽を作りながら、数多くのソロで音楽を彩るオーボエ。あたたかく牧歌的でありながら、どこか哀愁が漂い、時に官能的な雰囲気の音色をだす、表現力に富んだ楽器と言えるかと思います。その楽器の魅力と、管楽器とピアノの室内楽での音楽の作り方、楽しみ方をお話しいただきます。
福島県南相馬市生。桐朋学園大学音楽学部中退。これまでにオーボエを鈴木繁、似鳥健彦、蠣崎耕三、宮本文昭の各氏等に師事。第69回日本音楽コンクール第3位。サイトウキネンオーケストラ、宮崎国際音楽祭、ヤングプラハ国際音楽祭に参加。ソリストとしてプラハ国民劇場管弦楽団、東京交響楽団、セントラル愛知交響楽団等と共演。またスタジオミュージシャンとしても多数のレコーディングに参加。現在、東京交響楽団オーボエ&イングリッシュホルン奏者。桐朋学園大学音楽学部、および東海大学教養学部非常勤講師。Quintet H、エロイカ木管五重奏団、ARCUS、各メンバー。
第5回 2019年9月11日(水)
野本由紀夫先生(音楽学者)
ベートーヴェンのピアノ・ソナタを弾きながら交響曲を知ろう
ピアノ学習者にはおなじみの、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ。
しかし、交響曲の「数歩先」をピアノ・ソナタで実験する。それが彼の作曲スタイルでした。ピアノ・ソナタと交響曲を比較することで、モチーフの関連性や、どのオーケストラ楽器のイメージなのか、どの音符に彼の思い入れがあるのか、わかるようになるでしょう。
NHKテレビの「名曲探偵アマデウス」の元監修者・解説者、「ららら♪クラシック」のららら委員長をはじめ、クラシック番組への出演でおなじみ。2011年にはリストの専門家として「N響アワー」にもゲスト出演したほか、ピティナ8時間レクチャー「リスト徹底研究」の講師も務めた。 東京藝術大学および同大学院を修了(音楽学)。ドイツ学術交流会(DAAD)奨学金によりハンブルク大学(博士課程)に留学。指揮法を村方千之、佐藤功太郎他、管弦楽法を黛敏郎、音楽学を角倉一朗、W.デームリンク他の各氏に師事。桐朋学園大学助教授を経て、玉川大学芸術学部教授。日本女子大学、埼玉大学、昭和音楽大学大学院、東京音楽大学他の各講師を歴任。著作物は、約200件。全音リスト原典版シリーズ(7冊)の校訂者。2台ピアノの指導者・編曲者としても知られ、「ノモト・メソード」により門下生たちが国内・国際コンクールで優勝や入賞を果たしている。ピティナ正会員。
第6回 2019年11月1日(金)
森下 洋子先生(バレリーナ)
バレエの魅力:舞踏と音楽
日本で初めて国際的に活躍したプリマであり、"東洋の真珠"と謳われた森下洋子先生。長きにわたり表現の最前線で活躍を続けられてきた先生のお話をうかがえる貴重な機会です。踊り、音楽のみならず、舞台装置、衣装など舞台芸術の最高峰であり続けるクラシックバレエの魅力をご紹介いただきます。
3歳よりバレエを始め、葉室潔、洲和みち子、橘秋子、シュベッツオフに師事。1971年(昭和46年)、松山バレエ団に入団、松山樹子に師事する。1974年(昭和49年)、ヴァルナ国際バレエコンクールに清水哲太郎とともに出場し、金賞を受賞。1年間の文化庁在外研修員としてモナコに留学、マリカ・ベゾブラゾヴァ女史に師事する。1976年(昭和51年)、「白鳥の湖」で文化庁芸術祭大賞を受賞。1976年(昭和51年)、文化庁芸術祭大賞を「ジゼル」で清水哲太郎と共に受賞。 芸術選奨文部大臣賞受賞。1982年(昭和57年)、日本人として初めてパリ・オペラ座に出演する。同年毎日芸術賞受賞。2002年(平成14年)、日本芸術院会員に就任。2006年(平成18年)舞踊歴55年を迎えた。同年17回目のベストオブザイヤーの舞踊批評家協会賞を受賞。
第7回 2019年11月20日(水)
黒沼 ユリ子先生(ヴァイオリニスト)
メキシコと日本の音楽の架け橋
日本音コンで第1位特賞受賞。1962年プラハ音楽芸術アカデミーを首席で卒業後メキシコを本拠地に世界各地で独奏者として活躍。メキシコシティーにアカデミア・ユリコ・クロヌマを設立し教育にも力を注ぐ。2014年帰国。千葉県御宿町に社団法人「黒沼ユリ子のヴァイオリンの家・日本メキシコ友好の家」を創設。「メキシコからの手紙」「メキシコの輝き」(共に岩波新書)「ドヴォルジャーク その人と音楽・祖国」(冨山房インターナショナル)など、演奏のみならず著作でも高く評価されている黒沼先生から体験を通しての地球についての想いを語っていただきます。
日本音コンで第1位特賞受賞。1962年プラハ音楽芸術アカデミーを首席で卒業後メキシコを本拠地に世界各地で独奏者として活躍。メキシコシティーにアカデミア・ユリコ・クロヌマを設立し教育にも力を注ぐ。2014年帰国。千葉県御宿町に社団法人「黒沼ユリ子のヴァイオリンの家・日本メキシコ友好の家」を創設。「メキシコからの手紙」「メキシコの輝き」(共に岩波新書)「ドヴォルジャーク その人と音楽・祖国」(冨山房インターナショナル)など、演奏のみならず著作でも高く評価されている黒沼先生から体験を通しての地球についての想いを語っていただきます。
第8回 2019年12月11日(水)
赤松 林太郎先生(ピアニスト)
即興ことはじめ ~時代ごとの「良い趣味」とは?~
ピリオド楽器のショパンコンクールや、浜松コンクールでの優勝者の室内楽演奏で、かなり自由な曲の改変や装飾音の追加が行われるケースが増えてきました。
演奏家に求められる力は今後、即興能力となっていくのか?
広範なレパートリーを背景にもつ赤松先生に、バッハの時代からの即興の歴史を語っていただくことで、音楽の成り立ちや、これから求められる「演奏力」について考えます。
第44回全日本学生音楽コンクールで全国第1位、野村賞。第3回クララ・シューマン国際ピアノコンクールで日本初の上位入賞後、ヨーロッパ各国のコンクールで十指に及ぶ優勝や上位入賞。国内のみならずアジアやヨーロッパでの公演も多く、近年ではヨーロッパ各国での国際コンクール審査やマスタークラス講師も多数。ダヌビア・タレンツ国際音楽コンクール(ハンガリー)では第1回より審査員長を歴任。現在、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会評議員・演奏研究委員、ブダペスト国際ピアノマスタークラス教授、洗足学園音楽大学客員教授、大阪音楽大学特任准教授、宇都宮短期大学客員教授、カシオ計算機株式会社アンバサダー。
第9回 2020年2月19日(水)
嶋 和彦先生(浜松市楽器博物館館長)
楽器博物館20余年の挑戦
浜松楽器博物館は2015年に開館20周年を迎えました。ヨーロッパの楽器に偏ることなく、日本国内はもとより、アジア、アフリカ、オセアニアなど世界中から集められた1500点の資料を展示しています。開館以来館長として資料の収集、館の発展に携わってこられた嶋先生に、20年の歴史と浜松楽器博物館ならではのこだわり、また現在の博物館の取り組みについてお話しいただきます。
1955年大阪生れ。京都大学教育学部卒業。リコーダーと民族音楽を大阪音楽大学西岡信雄教授に師事。アンサンブルメンバーとして全日本リコーダーコンクール最優秀賞、朝日新聞社賞、大阪文化祭賞、音楽クリティッククラブ奨励賞等を受賞。ロンドン、アントワープ、ソウルなど海外でも公演。94年より楽器博物館開設準備に従事し、95年開館より学芸員、2004年より館長。開館以来多彩な活動を指揮展開し、博物館を12年度文化庁芸術祭レコード部門大賞、14年度小泉文夫音楽賞に導く。国際博物館会議ICOM2019京都大会運営委員楽器博物館国際委員会担当。
第10回 2020年3月18日(水)
三枝 成彰先生(作曲家)
いまオペラを書くということ
2017年に新作オペラ「狂おしき真夏の一日」(林真理子台本、秋元康演出、千住博美術)を初演。現在も精力的に音楽活動をつづけている三枝先生。生涯をかけて創作を続けるその意欲の源とは。いまオペラを書き、公演する意義について、現代日本を代表する作曲家である三枝先生にお話しいただきます。
1942年生まれ。東京音楽大学客員教授。東京芸術大学大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「Jr.バタフライ」。2007年、紫綬褒章受章。2008年、日本人初となるプッチーニ国際賞を受賞。2010年、オペラ「忠臣蔵」外伝、男声合唱と管弦楽のための「最後の手紙」を初演。2011年、渡辺晋賞を受賞。2013年、新作オペラ「KAMIKAZE ?神風-」を初演。2014年8月、オペラ「Jr.バタフライ」イタリア語版をイタリアのプッチーニ音楽祭にて世界初演。2016年1月、同作品を日本初演。2017年10月、林真理子台本、秋元康演出、千住博美術による新作オペラ「狂おしき真夏の一日」を世界初演した。同年11月、旭日小綬章受章。
Q & A
東京会場コース
● 欠席しなければいけない場合、振替等の措置はありますか?
2019年度より、出欠席に関わらず全ての回でeラーニングでの受講が可能となります。欠席された回はeラーニングでの受講をご利用ください。セミナーレポートもご提出いただけます。
● 参加者間の交流イベントはありますか
4月(第1回)にランチ会、6月(第3回)、3月(最終回)に立食での懇親パーティを開催いたします。受講者の先生とはもちろん、講師の先生方やメディア委員の先生方とも自由にお話しいただくことができます。
eラーニングコース
● 定額見放題に登録していれば、こちらのeラーニングも観られますか?
音楽総合力UPワークショップのeラーニングコースは、定額見放題コンテンツには含まれませんので、別途お申込みいただく必要がございます。過去のコンテンツも定額見放題には掲載されておりません。
● eラーニングの閲覧期間を教えてください
東京での講座開催約10日後よりその後2020年4月末日まで、全ての講座が閲覧いただけます。講座によって配信期間に差がありますので、お見逃しの無いよう、ご利用ください。
● スマホ、タブレットやフィーチャーフォン(ガラケー)でも閲覧できますか?
スマートフォン、タブレットでも閲覧可能です。フィーチャーフォン(ガラケー)には対応しておりません。容量の大きい動画配信となりますので、通信量にはご注意ください。(光回線/Wi-Fi環境でのご利用を推奨いたします)
【主催】一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会 メディア委員会